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ーお知らせー
 このたび誌上版「空と大地と」を 発行する運びとなりました。
 気づきと発見・輝くあなたをサポー トする無料の情報誌です。
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マイライフ・
  ヒーリング・ストーリー

 
      第一話

      第二話

    第三話


        




(有)癒しの森・ライフヒーリング研究所
代表:山田 博子
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どうぞご了承ください。




-更新情報-




                   第三話

               〜あんたがおるさけぇ〜

 当方薬やです。口の悪い人いわく 『あんまり小さくて目からこぼれてしまう』 と。
 改築もなく、改装もなく築後35年。
 薬以外に「本」とか「野草」とか「絵」とか「食品」とかで占められていて、一見田舎の雑貨屋風。
 店内はかなり狭く、二人立てばもういっぱいいっぱい。

 その狭い場所に一年ほど前から、大きな背もたれのついた椅子を2脚おきました。
 人からいただいたものです。
 その椅子に大きな木綿の座布団を置きました。
 どなたにもゆっくり座っていただく場所がほしかったのです。

 今日は100歳になるおばあちゃんが2年ぶりにいらして、その椅子に座られました。

 『やっと来られた。おまんに逢いたかった。』と言われました。(“おまん”とは三河の言葉であな  たという意味)

 『お母さんも元気でうれしい。よく来てくれましたねぇ』と私。

 おばあちゃんは定年退職をしたあとも自分を養ってくれる一人息子のこと、そのお嫁さんのこと、
 孫さんのこと、自分のこと、日々の暮らしのことなど、あれこれを楽しそうにおしゃべりなさいまし た。

 そのおしゃべりの合間に 『おまん、無事でよかった。 おまんのことが苦になって苦になって』  と 何度も、何度も言われます。

 今から18年ほど前、当方にある事情が生じ、この場所で仕事がしていけなくなるようなひっ迫し  た状態に追い込まれました。

 そこに至るまでの事情を何一つ知らされることなく、いきなり混沌の中に投げ込まれました。
 来る日も来る日も、自分には何の覚えもない借金とりに追われる。
 彼らに一日中、店に居座られて、もう仕事も何もあったものではありませんでした。

 それは、まるで焼けたフライパンの上で炒られる豆のような自分の姿。
 その頃、よく奇妙な夢をみました。 
 『こんな苦しいこと現実であるはずがない、これは悪い夢だ』 と思いながらもがきます。
 やがてその悪い夢から覚めて 『あぁ良かった。本当ではなくて良かった。』 とホッとする自分。
 しかし悪夢から覚めて 『夢で良かった』 とホッとするところまで含めて、これまた夢の中の
 出来事。
 朝が来て目覚めて何一つ事態が解決していないことを自覚する。

 ついに住まいも競売に付されることになりました。

 その後、競売で落札した方が私に家を貸してくださることになり、私は今までどおり店を営業でき ることになりました。

 ここに至るまでにずいぶん大勢の方にたくさん心配をかけました。
 今日いらしたおばあちゃんもそうした方々のお一人でした。

 ご自分の家の近くにある大型のドラッグストアの前を素通りして、不自由な足をひきずって、小さ な手押し車を押しながら 『今日はどうしても・・と思ってここまで来た』 と。

 信号を渡るのにずいぶん大廻りをして。
 時間にすれば一時間近くもかかったのではないかと思われます。
 おばあちゃんにとっては大変な道のりだったでしょう。
 
 今日は特別必要なものがあった様子ではなく 『傷したとこに貼る絆創膏、買っておこうかと思っ て』 と言いながら、私の手を不意に握られました。

 温かくて大きな手でした。
 その手をそっと握り返しつつ “こんな時を持つことが再びあるだろうか” そんな思いがふっと
 胸をよぎりました。

 何年か前のことです。
 テレビを見ていると、画面いっぱいにあふれそうな湯気。
 その湯気の向こうに人影と思われる影が二つ。
 やわらかな音声で語りが流れます。
 『あんたがおるさけぇ、来るんや』 と。
 ややあってもう一度 『あんたがおるさけぇ』
 そして湯気の向こうに○○温泉と北陸のある温泉の名が浮かびます。
 たったそれだけのコマーシャル。

 それが鮮やかに私の脳裏に蘇ってきました。
 それと今日のおばあちゃんとのやり取りを重ね合わせつつ、とてもやわらかい想いが胸の内に
 拡がってきました。

 「おかあさん、今日は遠いところを本当にありがとうね。 またね。」 と、いつ、どこでともない、  ゆるやかな約束を交わして、手押し車を押して帰って行かれるおばあちゃんを見送りました。

 
 
 



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